吉田酒造
戦国時代、尼子が栄華を誇った月山富田城がある城下町で造られる名酒「月山」
当店から南に10km上っていったのどかな所に吉田酒造はあります。戦国時代は、尼子が栄華を誇った月山富田城がある城下町で、酒名の「月山」もこの城山に由来するものです。
創業は寛保三年(1743年)、以来およそ270年に渡り品質本位の酒造りを伝承し続けています。出雲杜氏が丹精込め作り上げる「月山」はなめらかでふくらみがありながら、キレが良く、飲み飽きしないすっきりとした味わいです。その品質の高さは全国新酒品評会における、4年連続を含む二桁の金賞受賞暦が物語っています。
先代の杜氏から引き継いで13年目になる杜氏 足立孝一朗氏。蔵訪問した際も、謙虚、誠実、純粋、丁寧さがにじみでるような、麹をかまう時はまるでこどものように嬉しくてはしゃいで話してくれました。聞くところによると、酒造りの時期は蔵にこもりっきりになるので気分転換に大師さん達とバンド(音楽)を組んでセッションするらしいです。この蔵人の仲の良さも吉田酒造の特徴に感じました。社長さんも言ってましたが、本当に酒が好きな人達が集まった良い蔵です。
キレについて
2016年、特別純米出雲が「ワイングラスで飲む日本酒アワード」で特別金賞をとっています。この頃から、月山のお酒全般に言えることですが、キレが出てきました。杜氏の「コメの旨味を重視しキレがある」になってきたと感じます。
吉田酒造で使われる原料米
- 兵庫県産山田錦
- 島根県産山田錦
- 佐香錦
- 五百万石
- 改良雄町
吉田酒造で使われる酵母
- 協会9号:昔から使用している酵母。マスカット・バナナ・メロンの吟醸香。大吟醸、吟醸、純米酒に使われている。
- 協会1801号:華やかな香り甘味を感じる酵母。大吟醸、純米吟醸、特別純米に使われている。
- 協会14号:華やかな香りの酵母。別名、金沢酵母。東北地方で主に使われている。特別純米、生酛に使われている。
- 協会7号:香り穏やかで味わいが豊かな酒になる。一般酒に使われている。
奥出雲酒造
地域で育まれた米食米のブランド「仁多米コシヒカリ」地産の原料にこだわって造られる日本酒
島根県奥出雲町。山々に囲まれた、肥沃な大地とその気候風土により地域の宝物である米の生産が盛んな町として知られています。地域で育まれた米だけを原料とし、酒造りを行っています。ここのお酒は、「奥出雲シリーズ」と「仁多米シリーズ」とに分かれます。
この蔵には、大きな特徴があります。地産を基本としてるので、山田錦が使えない。酒造好適米と言われる他の米は栽培出来るのですが、山田錦だけは標高が高すぎて出来ないそうです。その代わり、食米のブランド「仁多米コシヒカリ」があります。この米を使ってキレの良いお酒を造って います。しかも、「仁多米コシヒカリ」シリーズは、酒造好適米を使ったお酒よりお求め易い価格で、純米酒でも普通酒並みの価格帯になっています。
隠岐酒造
隠岐の島の雄大な自然の中、出雲杜氏の伝承技法の基に醸し出された美酒を是非ご堪能ください
昭和47年に菊水、高正宗、沖鶴、御所の5つの醸造元が合併して設立されたのが隠岐の島の隠岐酒造です。島根半島から約50km北の日本海に4つの有人島と180の小島より成り立っています。
豊かな森に囲まれ「名水百選」にも選ばれた鉄分を含まない良質な仕込み水に恵まれています。近年、全国新酒鑑評会においても受賞歴があります。漁師町らしくグイグイ飲めるうまくちのお酒です。
池月酒造
仕込み水が県内では2番目に柔らかな超軟水で醸す酒蔵で
発酵も緩やかでありながら力強い旨味を産み出す技法を駆使し
近年ではクラッシックな辛口酒からモダンでフルーティーな酒質を
醸し出す県内屈指の酒蔵です。
一宮酒造
石見銀山のお膝元にある酒蔵さんで夫婦で醸す酒として親しまれる。
「石見酒」の特徴でもあるコクのしっかりした酒質を中心に醸す
近年では若い世代に向けた旨味や酸味をいかした酒質もてがけ
新たなチャレンジに余念がない酒蔵です。
酒米も島根で絶えた「改良ハ反流」を復活させ
新しい味わいを模索し醸し出しています。
スギナリ醸造所
【米麹】と 【発酵】をテーマに、
島根県松江市で『米麴甘酒』の製造、販売を手掛ける新し醸造所です。
若林酒造
温泉津町の酒蔵さんで[純米酒]だけを製造。
生酛造りを中心に木桶仕込みなど古来の技法で醸す酒蔵です。
近年ではクラッシックな辛口だけでなく
芳醇な酒質も好評です。